草加太鼓クラブ

埼玉県草加市で活動している和太鼓団体「草加太鼓クラブ」のブログ。

4月と5月の予定

練習スケジュール

※追記

3月31日まで体育館が使用不可になりました。3月27日の練習と3月28日の体育館掃除は中止です。(3月20日 

4月と5月の練習予定が発表されました。
新型コロナウイルスの警戒のために緊急事態宣言期間が再延長されて、小学校の体育館での練習ができていません。
宣言期間が3月21日までなので、今のところ3月27日の練習は実施できることになります。

練習日:
3月27日(土)
4月3日(土)、4月17日(土)、4月24日(土)
5月1日(土)、5月15日(土)、5月22日(土)
練習時間:13時~15時
場所:草加小学校体育館


体育館大掃除の予定

3月28日(日)10時~ 開放団体体育館掃除(雑巾がけ)
※3月21日の予定でしたが1週間延期になりました。
各団体大人2名のみ

再度延長の場合、予備日は4月29日(祝)

→体育館掃除は中止になりました。(4月28日追記) 

2021年1月から3月の予定

新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言期間の延長に伴い、小学校の体育館の利用が令和3年3月7日(日曜日)まで制限されているため練習が中止となっています。
よろしくお願いします。

※追記。緊急事態宣言期間3月21日まで再延長されたため、3月20日(土)の練習も中止です。

 

2021年1月から3月の練習予定をお知らせします。

練習日
1月16日(土)、1月23日(土)
2月6日(土)、2月20日(土)、2月27日(土)
3月6日(土)、3月20日(土)、3月27日(土)
練習時間:13時~15時
場所草加小学校体育館

毎年恒例の体育館の大掃除があります。
日時3月21日(日)10時から
※参加人数を絞るため各団体5名のみ
※参加する方は雑巾持参
※感染状況により中止の場合あり

体育館の大掃除は3月28日(日)に変更。

 よろしくお願いします。

何事にも、組太鼓にも始まりはある(阿波おどりブログから再録)

僕は以前ほおずき連という阿波おどりチームに所属していて、ブログを書いていました。2008年1月14日の記事で和太鼓関連の話題を書いていたので、再録します。

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「太鼓祭in SAITAMA SUPER ARENA 2008」を見た興奮がまだ冷めないまま臨んだ昨日の阿波踊り練習で、大太鼓のNさんが1冊の本を見せてくれました。
複式復打法教本-組太鼓-日本の太鼓』(山本幹夫編集 御諏訪太鼓楽園 1994年)という本でした。


読んで驚きました。
組太鼓」とえば舞台での太鼓演奏でおなじみのスタイルですが、あれは特定の団体によって創始されたものだったんですよ!
その団体とは「御諏訪太鼓(おすわだいこ)」。1951年(昭和26年)頃に小口大八(おぐちだいはち)氏が結成し、複数の打楽器が重層的に鳴り響くオーケストラのようなアンサンブルを打ち出したんですね。
何事にも始まりはあるわけです。そこから太鼓は芸術として自立を獲得したのです。
恥ずかしいことに、御諏訪太鼓についても小口大八氏についても僕は全然知りませんでした。
なんと783人というとんでもない人数で演奏したことがありギネスブックにも載っているとか、長野オリンピックの閉会式でも演奏したとか、当然知っているべき存在だったんです。


さて、その御諏訪太鼓ですが、長野県岡谷市を拠点としているということで、「太鼓祭in SAITAMA SUPER ARENA 2008」で優勝した信濃神龍とも深い関連がありそうです。どうやら岡谷市はすごいところみたいですよ。岡谷太鼓祭りはいつか見に行きたいものです。


太鼓の基本編成や譜面についてなど、技術的な点でもこの本はすごく参考になりました。読んでよかったです。


※どうやら現在は絶版らしいです。
(じつに)

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以上です。

つまり1970年代以降の鬼太鼓座鼓童を始めとする数々の先進的な和太鼓団体の活躍は、この小口大八による組太鼓(=複式複打法)の創始が引き金になっていたんですね。

参考までに御諏訪太鼓の動画をリンクします。

www.youtube.com

 (染谷)

10月から12月の予定

10月から12月の予定です。

●練習日
10月3日(土)13時~15時 練習…草加小体育館
10月17日(土)13時~15時 練習…草加小体育館
10月24日(土)13時~15時 練習…草加小体育館
11月21日(土)13時~15時 練習…草加小体育館
11月28日(土)13時~15時 練習…草加小体育館
12月5日(土)13時~15時 練習…草加小体育館
12月19日(土)13時~15時 練習…草加小体育館
12月26日(土)13時~15時 練習…草加小体育館

よろしくお願いします。

太鼓修行に行きたくなった (昔のブログ再録)

以前所属していた阿波おどりグループ「ほおずき連」のブログからシリーズ。
2007年9月25日の記事です。ではどうぞ !

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9月22日土曜日、太鼓クラブのメンバーと一緒に浦和の埼玉会館大ホールに行って来ました。
【私たちの場所 浦和商業定時制「来た道、往く道」】というイベントを観るためです。
このイベントは第一部の映画上映と第二部の太鼓演奏で構成されています。

★第一部 ドキュメンタリー映画「生きる希望をくれた場所-浦商-」

この映画は、2002年4月に入学した生徒たちを4年間教室の中に入り込んだカメラマンが延々と撮影し続けたビデオを編集したものです。

なんらかの問題があって全日制の高校をあきらめた少年少女たちが集まる場所が、夜の学校、定時制です。
1年生のころの教室は、酒を飲んできて教室のうしろでぶつぶつ言っている生徒や、教室の中に入れず窓からのぞいている生徒もいたりして、寒々とした雰囲気です。
この教室が4年間(定時制は4年制らしい)で大変貌するんです!
クラスメートたちの仲間意識が育ち、さらには積極的に自分から学ぶ意識を高めていくようになるんです。
ものすごい変貌 !
相変わらず髪を染めたりピアスをしたり服装がだらしなかったりするんだけど、中身の人間がまるで別人です。
まっすぐ前を見るようになるし表情が豊かだし、先生にむかってしっかりとものを言うようになる。
学校の力って偉大なんだなと、実感しました。学校によるのでしょうけど。
残念なことに浦和商業定時制はもうすぐ廃校になります……。

★第二部 和太鼓集団「響」旗揚げ公演「道-Michi-」

浦和商業定時制には太鼓クラブがあって、熱心に技を磨いてきています。埼玉新聞の3年前の連載でその姿が詳しくわかります。

http://www.saitama-np.co.jp/main/rensai/kyouiku/hibiki/index.html

(※リンク切れで、該当する記事も発見できませんでした<追記>)

いっしょに行った太鼓クラブの仲間で元小学校教員の女性は浦和商業定時制の教員たちと面識もあり、その太鼓クラブとも親しくつきあっています。
彼女によると、リーダーの青年は浦商定時制を卒業したあと、太鼓クラブの卒業生の精鋭部隊を中心にして和太鼓集団「響(ひびき)を旗揚げしたのでした。
彼は朝から晩まで太鼓を練習していて、佐渡鼓童に修行に行ったりもしたそうです。プロの太鼓奏者になりたいという気持ちを抱いているそうです。
ちなみに、今回の公演のある演目に僕たちにも出てみないかという誘いもあったのですが、練習の時間が取れないので断ったのでした。

まあお手並み拝見といきましょうか、と気軽に臨んだ太鼓演奏でしたが、始まったらぶちのめされました。
プロのレベルだったのです。

前半は伝統的な演目。
「ぶちあわせ太鼓」「三宅太鼓」「秩父屋台囃子」
余計な掛け声を出さない、ストイックで一糸乱れぬ緊張感みなぎる演奏でした。

いったん緞帳が下り、緞帳の前で男性2人が太鼓を叩き始めました。おや? フレーズが「ぶちあわせ太鼓」に似ている……。
と思った直後に地響きがとどろき出しました。
緞帳が上がると、なんとステージ上にびっしりの太鼓叩きたち !
太鼓は20基ぐらいあったでしょうか。それぞれの太鼓を3人で交代に叩くから60人ぐらいはいたかもしれません。
「響」のメンバー、若い在校生たち、卒業生たち、支援してくれた先生たち、みんなで「ぶちあわせ太鼓」を気持ちを一つにしてぶっ叩いているのです。
これはきますよ。じわーっと感じてきますよ。
ああそうか! 僕たちが誘われていたのはこの演目だったんですね !
ここにいっしょに立てたかもしれなかったんですね !
ちょっと悔しい……。

後半は現代的な演目や彼らが自分で作った曲でした。
複雑なポリリズムの曲が多く、前半の「和」な世界に対して後半は「ワールドミュージック」的な世界。
前半のストイックな雰囲気に対して、後半は笑顔があふれる開放的な世界。
リーダーのスーパープレイもたっぷり堪能できました。
とくにかつぎ桶胴太鼓。華麗な撥さばきと軽やかに跳ね踊る足さばきがすばらしい。

帰り道、いっしょに公演を見た太鼓クラブのメンバーとしみじみと話しました。
「うちのクラブももっとレベルを上げたいですね」
「そのためにはまず最高の演奏のイメージを持つ必要があるんでしょうね」
「どこかにちょっと修行に行きたいものですね……」
「行きたいものですね……」

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以上です。

さてその後の太鼓集団「響(ひびき)」はというと、順調に活発に活動を広げていることがわかりました。
また、彼らは2014年に浦和商業定時制時代の恩師といっしょに桶川市HIBIKI Cafeという店を開き、訪れる人においしいコーヒーとなんでも話せる場所を提供しています。

www.tbsradio.jp

(染谷)

 

ムチのしなりのように打つ(昔のブログ再録)

以前所属していた阿波おどりグループ「ほおずき連」のブログから、和太鼓関連の記事の再録。
2006年10月15日の記事です。ではどうぞ ! (リンク修正してあります)

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最近「呼魂太鼓(こだまだいこ)」という太鼓グループのホームページを見つけて、読みふけってしまいました。

www.jp-taiko.com

とくに感銘を受けたのが「吉田明弘の太鼓講座」というコーナーです。

jp-taiko.com

「バチ先が太鼓の打面に当たる瞬間に向けて加速して」いくように打つこと。
「ムチのしなりの様に」打つこと。
そのための腕の振り方を、具体的に、図解も交えながら、イメージの抱き方や練習の方法まで親切に解説してくれます。

http://jp-taiko.com/wp-content/uploads/hpb-media/zu2.jpg

   ↑「吉田明弘の太鼓講座」に掲載されていた図です。

「ムチのしなりの様に」打つのか。よし、やってみよう。
正面に置かれた太鼓に向かって振り下ろすならともかく、阿波踊りのように腹の前に担いだ太鼓に向かって左右から叩く場合は、なかなかムチのしなりを作り出すのは難しいです。でも音が変わったような気がしました。

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 以上です。

(染谷)

ジョン・ケージか !? (昔のブログ再録)

 

以前所属していた阿波おどりグループ「ほおずき連」でブログを担当していました。ブログに和太鼓のことを書いたことがあったので、再録します。

2008年4月27日の記事です。ではどうぞ!

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昨日の太鼓クラブの練習に、18種類の基本リズムを書いたカードを持って行きました。
まずは僕が8枚並べてパターンを作ってみました。
「ドンドコ ドンドコ ドコンコ ドンドン
 ドコンコ ドンドン ンコンコ ドーン」
口で言ってみると言えるけど、それを間違えずに叩こうとすると、案外難しいです。


「ほかのパターンを作ってみよう!」と声をかけると、
子供達がドンドン並べていき、できたのは40枚ぐらい使ったパターン!

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太鼓カード40枚パターン!

「はっきり言って無理だから!」
子供達もさすがにそれはわかったらしく、こんどは4枚だけ選んでパターンを作ってみました。


1人が作ったのは
「ドンドン ドンドコ ドコドン ドコドン」
アフリカンな元気なパターンだ!

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アフリカンなパターン

もうひとりは
「ドーン ドーン ドンドコ ドコンコ」
こっちもいい!

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元気なパターン

作った本人が叩こうとすると、4つめの「ドコンコ」にちょっと手こずった。
やらせて、と僕が叩いた。「ドーン」では跳ね上がってバチを振り下ろした。
気分いい。延々と繰り返したくなった。
その秘密は「ドコンコ」にある。
「ド」が右手、「コンコ」が左手。その「コンコ」の間、右手は頭上に振り上げられて次の「ドーン」を待っているのだ。
「ちょっと叩かせて」とベテラン女性メンバーが叩いた。
ドーン ドーン」では強く叩き、「ドンドコ ドコンコ」では極端に小さく叩く。
メロディを感じた。
僕は締太鼓で下打ちを合わせた。
延々と続けたくなった。
「これレパートリーに発展させましょう」


さてもう1人が作ったパターン。

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現代音楽

カードを細かく折っている。
どう解釈すればいいのか‥‥。僕なりに叩いてみた。ほかの人なら違う叩き方になるだろう。
アメリカの現代音楽の作曲家ジョン・ケージの曲で、何か模様が書かれている透明プラスチック板を床に投げて、できた模様を楽譜と見立てて演奏する、たしかそんなような曲があったことを思い出した。

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 以上です。

リズムカードは以下からダウンロードできるようにしました。

リズムカード.pdf - Google ドライブ

(染谷)